PDXを用いた創薬研究のための発現解析|データ解析講座
【講義概要】
PDXモデル(Patient-Derived Xenograft)は、患者由来のがん組織を免疫不全マウスに移植したマウスモデルのことで、臨床予測性が高い抗がん剤開発の革新的なツールとして期待されています。
本セミナーでは、次世代シーケンサから出力される転写産物の発現量の定量や精度、群間比較の統計的な意味についてご説明し、特に重要となるマウス由来配列の除去方法についてご紹介します。さらに、PDX活用において想定される様々な条件下で有意に発現が変動する遺伝子の抽出や、機能解析をする際の注意点を解説します。
データ解析の統計的な意味を復習したい、PDXのRNA-seq解析の目途を立てたいといったお悩みを解消します。
※本動画は2022年2月24日に開催された勉強会のオンデマンド配信となります。
【こんな方におすすめ】
・PDXを活用したい方
・発現解析の基本を復習したい方
・発現解析の統計的な意味を理解したい方
・遺伝子発現プロファイリングを行い次の実験の仮説検証をすすめたい方
【講義内容】
・PDX試験とRNA-seq解析
・公開データの取得
・クオリティコントロールと発現定量
・転写産物のアセンブリ
・発現変動解析
・GOエンリッチメント解析
・公開データを用いた解析例