アメリエフ株式会社

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【プレスリリース】臨床ゲノム情報ゲートウェイシステム「AmeliCure」を活用した創薬研究の加速化を実現するため、精神疾患薬開発のRESVO社との協業を開始

 ゲノム解析に強みを持つアメリエフ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山口昌雄、以下 アメリエフ)は、「AmeliCure」による創薬研究パートナーとして、精神疾患創薬ベンチャーである株式会社RESVO(本社:東京都大田区、代表取締役:小林宣文)との協業を開始し、精神疾患領域における創薬研究の加速化を目指します。

 創薬研究の効率化と加速化を目指すアメリエフは、効率的な創薬研究を実現するためには、統一された規格での情報蓄積と運用が重要であると考え、統合的な臨床ゲノム情報の利活用を推進する情報ゲートウェイシステム「AmeliCure」(アメリキュア)を開発・販売しています。

 今後は、精神疾患に限らず、がんや循環器疾患、希少遺伝性疾患などの疾病をターゲットとした創薬研究への応用を目指します。

RESVO社との協業
(左から、アメリエフ株式会社 山口、株式会社RESVO 小林氏、図は、臨床ゲノム情報が社会に循環し活用されていく様を表現)

【株式会社RESVO】
統合失調症を始めとする精神疾患の解決を目指し事業を展開しています。精神疾患の発症を検知する尿検査サービス、免疫を由来とする統合失調症を判別する血液検査の開発を推進しています。

・会社情報
本社住所:〒143-0016 東京都大田区大森北3-15-5-201
設立:2015年1月23日
代表:代表取締役 小林宣文
HP:http://resvo-inc.com/

【アメリエフ株式会社】 
アメリエフは、基礎研究・医療分野において、生命情報統合解析プラットフォームを提供する生命情報解析のリーディングカンパニーです。一人ひとりの遺伝的特性に合わせたゲノム医療の普及を目指し、病院内で実施する網羅的遺伝子検査に情報解析技術を提供する唯一の企業として、ビジネスを展開しています。

・実績
研究機関、医療機関、製薬会社を中心とした民間企業向けに、バイオインフォマティクスを駆使したIT解析技術によるコンサルティング、生命情報解析システム、生命情報のデータサイエンティスト育成のための研修サービスなどを提供しています。これまで、多数の基礎研究の推進に貢献し、京都大学iPS細胞研究所など研究機関との共同研究を実施してきました。

・会社情報
本社住所:〒108-0014 東京都港区芝4-12-2
資本金 :3,000万円
設立 :2010年
主要株主:経営陣、リアルテックファンド、株式会社ユーグレナ、株式会社リバネス
HP:https://amelieff.jp/

プレスリリース(PDF)

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【プレスリリース】ゲノム医療における創薬研究と症例分析の加速化を実現する 世界初の臨床ゲノム情報ゲートウェイシステム 「AmeliCure(アメリキュア)」が本格稼働!

 ゲノム解析に強みを持つアメリエフ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山口昌雄、以下 アメリエフ)は、ゲノム医療における創薬研究と症例分析の加速化を実現する世界初の臨床ゲノム情報ゲートウェイシステム「AmeliCure」(アメリキュア)を開発し、提供を開始いたしました。

 アメリキュアは、医療機関内に臨床ゲノム情報を蓄積させ、複数の医療機関を横断した情報共有を実現する、世界初の臨床ゲノム情報ゲートウェイシステムです。本システムは、情報の所有権は医療機関に帰属させたまま、多数の利用者が、匿名加工された臨床ゲノム情報を利用できるゲートウェイで「臨床ゲノム情報の利活用ができない」という課題を解決します。これにより、過去の症例情報から最適な診断や治療法を導き出すことや、画期的な新薬を効率的な開発を可能とします。

臨床ゲノム情報ゲートウェイ

 本システムによって、様々なステークホルダーにメリットがあります。
まず、医療機関は、蓄積した過去の症例情報からゲノム情報を層別化することで、最適な診断や治療法を導き出し、患者に提供することができます。具体的には、個人の体質にあった治療や薬剤選択が可能となり、副作用の低減や治療期間の短縮、さらには医療費を低減させる効果が期待されます。

 また、製薬企業や治験関連企業は、臨床ゲノム情報を活用することで、画期的な新薬の開発や治験の効率化、副作用の分析をすることが可能となります。

 本システムは、2018年7月2日にリリースした「AmeliCure β版」から下記4点について大幅に改良しております。

【ポイント】
1.複雑な臨床ゲノム情報を構造化し蓄積することで、臨床医による迅速な情報活用を実現
2.医療機関内に症例データベースを構築することで、過去の症例情報を基に診断や治療の参考とすることが可能となり、医療の質が向上
3.ゲートウェイ化によりデータの共有範囲が明確となり、医療機関の判断で情報の提供先を選択可能
4.これまでアクセスが困難だった臨床ゲノム情報を企業が利活用可能となり、医薬産業が活性化

2019年7月現在、AmeliCureは9施設に導入され、実績を積んで参りました。2021年までに導入施設数100施設を目指して、改良を進めてまいります。今後アメリエフは、医療機関や製薬企業等と連携し、本システムを通じて全ての人の健康と医薬産業の活性化に貢献いたします。

プレスリリース(PDF)

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論文調査・解析手法調査サービスを開始いたしました

アメリエフは、論文調査・解析手法調査サービスを開始いたしました。

本サービスは、大学や研究機関の研究支援を行うデータ解析の専門家が、最新のバイオインフォマティクスデータ解析について、調査と報告を行います。
多忙により常に移り変わっていく情報を追っていくのが難しい方、これから新しい研究テーマを始めるにあたって、その分野の網羅的な情報がほしい方の研究を推進するため、最新の分野のサマリーやワークフローを提供いたします。

サービスの詳細は下記のページでご覧いただけます。
論文調査・解析手法調査

ご興味のある方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

第5回クリニカルバイオバンク学会シンポジウムに参加しました

 第5回クリニカルバイオバンク学会シンポジウムに、代表取締役 山口が参加しました。

 クリニカルバイオバンク学会は、医学および医療を支える基盤であるバイオバンクの整備と利活用の推進のために活動している学会です。
 これまでのクリニカルバイオバンク学会シンポジウムでは、バイオバンクのシステム構築、医療情報との連携、クリニカルシークエンスからPrecision Medicineへの展開など、今後さらなる進歩を期待される医療分野におけるバイオバンクの在り方について討議されてきました。今回のシンポジウムは、「次世代医療を支えるバイオバンクに求められるもの」というテーマにて開催されました。

 弊社の山口からは、大会長の末岡先生によるご公演「ゲノム医療の問題点について」の中で、企業目線での現状の問題点や、それに対する企業としての解決方策や課題について、発表させていただきました。

クリニカルバイオバンク学会シンポジウム

第5回クリニカルバイオバンク学会シンポジウム

日時 2019 年 7月 5日(金)~ 7月 7日(日)
場所 アクロス福岡
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目1番1号
HP 第5回クリニカルバイオバンク学会シンポジウム
http://www.clinicalbiobank.org/sympo2019/gaiyou.html
第7回アメリエフオープンセミナー講師:国立大学法人浜松医科大学 臨床検査医学 岩泉 守哉 先生

開催趣旨

 厚生労働省は2019年5月29日、がん遺伝子パネル検査の保険適用を決めました。これに伴い、がんゲノム医療への期待が高まっていますがが、現状では最適な薬剤の選択にたどり着くのは1~2割程度にとどまり実効性の低さが課題となっています。そこで、疾患データベースの強化や、パネルの最適化等、分析側の技術の向上によるパフォーマンスの改善が図られていますが、がんゲノム医療の質の向上には時間がかかることが予想されます。
 また、がんゲノム医療はここ数年で急激に進化してきた分野であるため、現場の医師はゲノム医療への即時対応に加え、日々変わりゆく技術や知見に追従することが求められています。

 そこで本セミナーでは、遺伝子解析の結果について解釈を行いゲノム医療を実践されている、浜松医科大学 臨床検査医学の岩泉 守哉先生をお招きし、医師がスムーズにゲノム医療を導入できるよう、がんゲノム医療の体系的なお話や、体細胞変異と生殖細胞変異の解釈の連携、遺伝子検査システムの構築等について、ご講演いただきます。

要旨

 最近話題のいわゆる「がんゲノム医療」における遺伝子パネル検査は、薬で治る可能性の高いDruggableながん(体細胞変異)に焦点を当てて調べ、個別の治療に利活用することを主目的としています。しかし、検査において生まれながらに持っている遺伝子(生殖細胞)で病気に関わる疑いのある変異が見つかった場合、遺伝カウンセリングをはじめとした、遺伝性腫瘍診療のサポートが必要となります。

 本セミナーでは、消化器がんの薬物療法を中心とした消化器内科診療、遺伝カウンセリングを中心とした遺伝子診療を行っている臨床検査医が「がんの遺伝子診療」にどのように関わっているのか紹介します。また、ゲノム解析結果をサマリーとして出力するクリニカルレポートシステムを提供する企業と、どのように連携していきたいか議論します。

開催要項

講師 国立大学法人浜松医科大学
臨床検査医学
岩泉 守哉 先生
テーマ 臨床遺伝医、臨床検査医、消化器内科医としての経験から考えるがんの遺伝子診療
日程 2019年8月15日(木)17:45-18:55 開場:17:35〜
場所 港区立 三田いきいきプラザ 集会室 C
地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A9番出口 徒歩1分
JR山手線・京浜東北線 田町駅 西口 徒歩8分
定員 50 名
※定員を超えた場合、お申し込みを受け付けられない場合がございます。予めご了承ください。
参加費 500円
お申し込み方法 こちらのフォームよりお申し込みください。
主催 アメリエフ株式会社

 

プロジェクターで投影しながら進行していきます。
電源やネット環境のご準備はございませので、予めご了承ください。

勉強会の後には情報交換会(実費)を企画しております。情報交換や横のつながりを作る機会として、お楽しみいただければと思います。お時間の許す方は奮ってご参加ください。

皆様のご参加をお待ちしております!

株式会社ジーンクエスト社主催「創薬分野向け最新ゲノム研究会」で代表の山口が登壇します

 2019年7日9日(火)の「創薬分野向け最新ゲノム研究会」に代表の山口が登壇いたします。

・概要
 医療や創薬、体質、疾患の研究において、ゲノム情報は必要不可欠な要素であり、未知の可能性を秘めている分野です。
 本セミナーでは、バイオベンチャーの研究事例や、バイオベンチャーと企業が協力し、どのような共同研究が可能なのか、についてご紹介いたします。また、藤田医科大学 宮川剛教授が、バイオベンチャーとの共同研究事例についてご講演される予定です。
 企業で新薬や健康食品、化粧品、疾患治療法の開発に携わる研究者向けのイベントです。会場にて、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

イベント名 創薬分野向け最新ゲノム研究会
日時 2019年7月9日(火)14:30~17:10 (開場14:00~ 懇親会17:10~18:00)
会場 株式会社ユーグレナ内 2Fカフェスペース
〒108-0014 港区芝5丁目29−11 G-BASE 田町2F
セッション
タイトル
DTC遺伝子解析が拓く創薬分野とのオープンイノベーション
株式会社ジーンクエスト 代表取締役 高橋 祥子

腸内細菌研究に着目した創薬の今
株式会社サイキンソー 代表取締役 沢井 悠

ゲノム医療が拓く「臨床ゲノム情報ゲートウェイ構築」および
「創薬研究プラットフォーム開発」について

アメリエフ株式会社 代表取締役社長 山口 昌雄

セツロテックのゲノム編集技術を活用した創薬支援
株式会社セツロテック 代表取締役社長 竹澤 慎一郎

大学によるゲノムベンチャーとの共同研究
藤田医科大学 総合医科学研究所 教授 宮川 剛

HP https://genome-event.peatix.com/
主催 株式会社ジーンクエスト

 

本イベントにご興味がある方は、こちらよりお申込みいただけます。

アメリエフ株式会社広報Twitterを開設しました

アメリエフはこの度、アメリエフ株式会社広報の公式Twitterを開設いたしました。

製品情報や業界に関連する情報、勉強会開催情報などを随時発信してまります。皆様に有益な情報を配信できるよう努めて参りますので、「@AmelieffPR」をフォローしていただけますと幸いでございます。
アメリエフ株式会社広報Twitter

【おことわり】
相互フォローやリプライ・DM等によるお問い合わせへのお返事はいたしかねます。
お問い合わせにつきましては、引き続きお問い合わせフォームよりお願いいたします。

第6回アメリエフオープンセミナー「疾患ゲノム解析:解析手法と解析対象を再考する」

開催趣旨

 ゲノム医療の実用化に伴い、解析対象となる患者や疾患に依存した様々な課題が浮かび上がってきました。その中でも、小児領域や遺伝性希少疾患については症例の絶対数が不足しているため、データベースの精度が低く、実際の解析結果と既存報告との乖離が大きくなる傾向があります。

 本セミナーでは、医師として遺伝性希少疾患を対象とした医学研究に取り組まれている、大阪大学大学院 宮下 洋平 先生をお招きし、遺伝性希少疾患の遺伝子解析における課題と、その解決に向けたアプローチについてご紹介いただきます。

要旨

 遺伝性希少疾患の全ゲノム・全エクソーム解析の結果を利用して遺伝子診断を行う場合、既知変異が約3割の患者でしか同定できないという、所謂「30%問題」が、非常に大きな問題となります。加えて、循環器領域の遺伝性疾患においては、以下のような特有の問題も抱えています。

・他の領域に比べ患者の年齢層が高いため、Trio解析の実施が困難な場合が多い
・心不全という括りの中でも症状の表現型(Phenotype)は多種多様で、得られたGenotypeがどこに影響を与えているかの考察が難しい

 これらの問題を克服する手段として、「解析手法」と「解析対象」の見直しが挙げられます。
 本セミナーではCNV解析及びRNAseqからの病態考察や、病院以外で起こった突然死の法医解剖事例など、解析の対象を広げることで見えてきたポイントを整理して紹介します。また、各施設が抱える解析の上での困難な点についても深く議論していきます。

開催要項

講師 国立大学法人大阪大学大学院
医学系研究科 循環器内科学 法医学講座死因究明学 助教
宮下 洋平 先生
テーマ 疾患ゲノム解析:解析手法と解析対象を再考する
日程 2019年6月27日(木)18:30-20:00 開場:18:00〜
場所 港区立 三田いきいきプラザ 集会室 C
地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A9番出口 徒歩1分
JR山手線・京浜東北線 田町駅 西口 徒歩8分
定員 50 名
※定員を超えた場合、お申し込みを受け付けられない場合がございます。予めご了承ください。
参加費 500円
お申し込み方法 こちらのフォームよりお申し込みください。
主催 アメリエフ株式会社

 

プロジェクターで投影しながら進行していきます。
電源やネット環境のご準備はございませので、予めご了承ください。

勉強会の後には情報交換会(実費)を企画しております。情報交換や横のつながりを作る機会として、お楽しみいただければと思います。お時間の許す方は奮ってご参加ください。

皆様のご参加をお待ちしております!

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