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価格改定のお知らせ

 平素は、弊社の製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
 この度、アメリエフで開発・販売しておりますNGS解析ソフトウェア「Amelieff Quick Start Package」につきまして、2024年6月1日より販売価格を改定いたしましたのでお知らせいたします。

永続版PC用ライセンス   (改定前)250,000円 → (改定後)300,000円 ※税別価格

 今後もより一層の品質・サービスレベルの向上に取り組み、お客様の研究のお役に立てますよう日々精進して参ります。
 何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

WET&DRYベストプラクティスセミナー「Stereo-seq™ではじめる空間的遺伝子発現解析」のすすめ

WET&DRYベストプラクティスセミナー「Stereo-seq™ではじめる空間的遺伝子発現解析」のすすめ

概要

 WET&DRYベストプラクティスセミナーは、技術テーマに関する実験からデータ解析までの一連の技術をお伝えするイベントです。注目されている技術について、新規導入や製品を比較検討するために、効率よく情報収集されたいみなさまに概況やエッセンスをお伝えしていきます。
 近年、組織における遺伝子発現の不均質性を捉える「空間的遺伝子発現解析」が非常に注目されており、がんをはじめとする疾患の理解を深めることに貢献しています。そこで、昨年11月に開催したVisiumによる空間的遺伝子発現解析に引き続き今回は「Stereo-seq™ではじめる空間的遺伝子発現解析」というテーマでのセミナーを開催します。
 まず、空間的遺伝子発現解析を実現するStereo-seq™の解析サービスを提供するアゼンタより、Stereo-seq™の特徴やその活用に向けた要点を解説します。続いて、アメリエフより、空間発現の公開データを用いて、バイオインフォマティクス解析の進め方や要点について紹介します。質問時間を設けますので、実験からデータ解析まで幅広い情報を収集いただく機会としてご活用ください。
※今回は2024年4月25日に実施した勉強会の録画配信となります。

プログラム

17:00~17:01 開会のご挨拶
17:01~17:22 組織空間遺伝子発現解析 Stereo-seq™の特長、実験概要と実例
アゼンタ株式会社 プリンシパルサイエンティスト 加藤 政臣 様

1細胞以下の検出感度を持つ、高解像度組織空間遺伝子発現解析Stereo-seq™の特長を他の技術プラットフォームとの比較を交え、ご案内します。また、腫瘍組織に浸潤する免疫細胞の代謝機構の解析など、Stereo-seq™の技術を使った実例をご紹介します。
17:22~17:43 公開データを用いた空間的遺伝子発現データの解析方法の紹介
アメリエフ株式会社 代表取締役社長 山口 昌雄

空間的遺伝子発現解析の具体的な事例をもとにバイオインフォマティクスの観点から、基礎解析~高次解析までの概要を解説します。特に、Stereo-seq™の活用と、シングルセル解析と比較した際のメリット・デメリットに焦点を当ててご紹介します。
17:43~18:00 質疑応答、閉会のご挨拶

開催要項

日程 2024年6月18日(火) 17:00~18:00
配信方法 Zoomウェビナー ※前日および開催1時間前に参加用URLをお知らせいたします。
定員 500名
参加費 無料
申込締切 2024年6月17日(月)12:00
主催 アメリエフ株式会社

セミナー終了後には、実際に解析を行っている技術者との無料相談会を実施いたします。
無料相談のご要望が多く、完全予約制とさせていただいておりますので、お申込みの際にご希望をご記入ください。

お申込みフォーム

※お申込みを締め切りました。
 またの機会にご参加をお待ちしております。

※同業他社さまにはご参加をご遠慮頂いております。
 申し訳ございませんが、ご理解のほど宜しくお願い致します。
第95回バイオインフォマティクス勉強会「論文執筆のためのバイオインフォマティクス入門」

 アメリエフは創業当時より「バイオインフォマティクスの活用を促進し研究を加速させる」ミッションを掲げ、定期的にバイオインフォマティクス勉強会を開催しています。
バイオインフォマティクス勉強会は、データが解析されていく様子をバイオインフォマティシャンの目線で体験できるイベントです。 初学者のデータ解析に対する敷居を下げる工夫をしておりますので、エッセンスをお持ち帰りいただきお役立ていただけましたら幸いです。
今回は、「論文執筆のためのバイオインフォマティクス入門」をテーマに開催いたします。

【講義内容】
 昨今の生命科学研究、特にオミクス解析において、バイオインフォマティクスは欠かせない技術になっています。ゲノムやトランスクリプトームなどのオミクスデータを解析するバイオインフォマティクスは、目的やデータ規模によって、ソフトウェアや計算機資源を整備する必要があり、そのツールを使いこなす人材の育成が重要になっています。
 本セミナーでは、次世代シーケンスデータを用いたオミクスデータの解析方法や、研究に必要となるシステムの選定から解析環境構築について概要とエッセンスをお伝えします。特に、追試可能なデータが公開されている論文のご紹介や、Methodsのバイオインフォマティクス部分を再現するコツについて、実例を交えて説明します。

【こんな方におすすめ】
・データ解析を自身で行いたい方
・オミクスデータを用いた研究を行っている方
・バイオインフォマティクスについてお悩みがある方

勉強会終了後には、実際にお客様の人材育成をサポートしている担当者との無料相談会を実施いたします。
無料相談のご要望が多いため、初めてご相談される方のみの、完全予約制とさせていただいております。
お申込みの際にご希望をご記入ください。

開催要項

 
テーマ 論文執筆のためのバイオインフォマティクス入門
講師アメリエフ株式会社 代表取締役CEO 山口昌雄
日程2024年6月6日(木)17:00-17:30
場所オンライン(Zoom)
定員300名
定員を超えた場合、お申し込みを受け付けられない場合がございます。予めご了承ください。
参加費無料
申込締切2024年6月5日(水)12:00
主催アメリエフ株式会社

お申込みフォーム

※お申込みを締め切りました。
 またの機会にご参加をお待ちしております。
※同業他社さまにはご参加をご遠慮頂いております。
 申し訳ございませんが、ご理解のほど宜しくお願い致します。
ゴールデンウイーク休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
弊社では、誠に勝手ながら下記日程をゴールデンウイーク休業とさせていただきます。

【ゴールデンウイーク休業期間】
2024年4月27日(土) ~ 2023年5月6日(月)

休業期間中にいただいたお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

本社移転のお知らせ

PHCホールディングス株式会社(以下「PHCHD」)の子会社であるアメリエフ株式会社は、PHCHD本社移転に伴い、2024年4月1日をもって下記の通り本社を移転いたしますのでご案内申し上げます。
これを機にWEB会議に適したオフィス環境の改善を図り、更なる成長・発展に向けて邁進してまいります。

■ 新住所

〒105-8433 東京都港区西新橋3丁目7番1号 ランディック第2新橋ビル2階

■ アクセス

JR東日本「新橋駅」徒歩10分
都営大江戸線 「汐留駅」徒歩11分
東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」徒歩8分
都営三田線「内幸町駅」徒歩5分
都営三田線「御成門駅」徒歩5分

新年度トレーニングキャンペーン
新年度トレーニングキャンペーン

基礎 1科目4.0万円/名(税抜)

応用 1科目6.8万円/名(税抜)
※アカデミア限定、3名様でご受講の場合

この春、新しい研究テーマに取り組むみなさまのバイオインフォマティクス技術習得を支援するため「新年度トレーニングキャンペーン」を実施いたします。解析サーバで解析を行うためのITインフラ領域の基礎科目と、実践的な課題解決の技術習得を目的とした応用科目を特別価格でご受講いただけます。

対象期間 2024年4月1日(月)~6月28日(金) ご発注まで
キャンペーン割引対象 Linux入門50%OFF、下記記載の応用科目20~10%OFF(受講人数に応じて)
実施形式 オンライン
注意事項 訪問トレーニング、概論セミナーは対象外。プログラミング領域は対象外

特徴と対象科目

  • ・データ解析を始めたいが、何から学べば良いかわからない
     ▶初心者の方でも体系的に学べるオンライントレーニングです
  • ・ゴールドスタンダードな解析手法を効率良く習得したい
     ▶弊社サーバーで実際にコマンドを入力しながら実習するので実践的なスキルが身につきます
  • ・バイオインフォマティクスに関する質問相手がいない
     ▶解析経験が豊富な講師にご質問いただけますので、実践的な知識を学ぶことができます
対象科目

「OPEN ▼」すると、トレーニング科目の詳細が表示されます。

基礎科目OPEN
Linux入門 学習目的多くの解析の基盤となるLinux操作技術を、バイオインフォマティクスに必要十分なレベルで習得
講義内容Windows, Macとは異なるOSのディレクトリ構造の理解、テキストファイル加工、ソフトウェアインストールなど
応用科目OPEN
RNA-seq解析 学習目的RNA-seq解析による発現変動遺伝子の検出、二群間比較の習得
講義内容公開シーケンスデータを用いたオープンソースソフトウエアによる、QCからGO・パスウェイエンリッチメント解析までの実践的な実習
マイクロアレイを
用いた
発現解析
学習目的Rによるマイクロアレイを用いた発現解析技術の習得
講義内容公開データを用いたオープンソースソフトウエアによる、アレイデータの正規化、発現変動解析、クラスタリング、ヒートマップ作図などの実践的な実習
遺伝性変異解析 学習目的WGS・WESの遺伝性変異解析による遺伝子変異・多型解析技術の習得
講義内容公開シーケンスデータを用いたオープンソースソフトウエアによる、germline変異の検出・フィルタリング・アノテーションなどの実践的な実習
ゲノムワイド
関連解析
(GWAS)
学習目的case, controlのSNPアレイデータを用いたゲノムワイド関連解析(GWAS)技術の習得
講義内容公開データを用いたPLINK、Rによる、case-control関連解析やアノテーション、層別解析などの実践的な実習
メタゲノム解析 学習目的QIIME2を用いたメタゲノム解析技術を習得
講義内容公開シーケンスデータを用いたオープンソースソフトウエアによる、系統樹作成やTaxon分類、多様性解析などの実践的な実習
ATAC-seq解析 学習目的ATAC-seq解析技術の習得
講義内容公開シーケンスデータを用いたオープンソースソフトウエアによる、QCからピークアノテーション、モチーフ探索までの実践的な実習
ChIP-seq解析 学習目的ChIP-seq解析技術の習得
講義内容公開シーケンスデータを用いたオープンソースソフトウエアによる、QCからピークアノテーション、モチーフ探索までの実践的な実習
CUT&RUN-seq解析 学習目的CUT&RUN-seq解析技術の習得
講義内容公開シーケンスデータを用いたオープンソースソフトウエアによる、QCからピークアノテーション、モチーフ探索までの実践的な実習

おすすめの科目構成

  • RNA-seqを始めたい
    基礎科目:Linux入門、R入門
    応用科目:RNA-seq
  • GWASを始めたい
    基礎科目:Linux入門
    応用科目:ゲノムワイド関連解析(GWAS)
※R入門、シングルセルRNA-seq、がん変異解析は本キャンペーンの対象外です。

お客様の声

事前学習期間中に自分のペースで、理解度の浅いところなど重点的に学習できた。また、整備されたサーバ上でデータ解析を繰り返し実習でき、トライ&エラーで理解度が上がってよかった。事前学習でつまづいた部分もあったが、ハンズオン質問会で解決できた。

大学臨床研究医(事前学習併用型トレーニング受講)

臨床研究医
普段からRを少し触っているが、しっかり学ぶ機会はこれまでなかった。基礎から丁寧に教えていただき、実際にRNA-seq解析を実行できた。また、初歩的な質問も気軽にできる雰囲気で良かった。

国立研究所研究員(同時双方向型トレーニング受講)

国立研究所研究員
ハンズオン質問会ではデータ解析の単純な解説にとどまらず、妥当なパラメータ設定やどういう場合に役立つツールかなど実践を想定した疑問について、専門の方から有益なことを教えてもらえたので大変良かった。

国立研究所研究員(事前学習併用型トレーニング受講)

国立研究所研究員
空間的遺伝子発現解析(Stereo-seq™)|WET&DRY解析【新年度受託解析キャンペーン】

空間的遺伝子発現解析(Stereo-seq™)WET&DRY解析【新年度受託解析キャンペーン】

論文作成には欠かせない
パスウェイ解析
擬似系譜解析

まで込みのスペシャルプライス

196万円/サンプル(税抜)
※1サンプルの場合の価格、
詳細は価格表をご参照ください

▼データ解析の専門家による報告会の様子をご覧ください▼

サービス内容

【WET】空間的遺伝子発現解析
○ Stereo-seq™ 技術(STOmics®)を用いた空間座標バーコーディングと遺伝子発現測定
○ MGI社 DNBSEQ-G400、またはT7によるシーケンシング(10-15M paired-end reads/検体)
【DRY】バイオインフォマティクス解析
○ 解析レポート、中間報告および最終報告(手法解説、結果解釈のディスカッション)
○ 発現定量解析(クオリティコントロール、正規化、データ統合、次元削減、クラスタリングおよびUMAP上の可視化・空間座標上の可視化、クラスタごとの特徴遺伝子の探索、着目遺伝子の発現量可視化(Feature plot, Violin plot)
○ サンプル間比較解析(各クラスタにおけるサンプル間発現比較解析、Gene Ontology解析、Reactomeパスウェイ解析)
○ 擬似系譜解析(Cell trajectoryの推定、Pseudotime の推定、着目遺伝子の発現パターン可視化)

データ解析内容

解析結果

サンプル要件 / 注意事項

サンプルタイプ:OCT凍結包埋新鮮組織

  • 生物種:ヒト、マウス(それ以外は要相談)
  • 組織溶解条件の確認
    • 凍結切片 (厚さ10μm) の作成と専用チップChip Pへのマウント
    • 別途切片3~5枚程度を凍結保管(RNA抽出して品質を確認)
  • 転写物解析用の実験
    • 凍結切片 (厚さ10μm) の作成と専用チップChip Tへのマウント

価格表(税抜)

製品名 価格
空間的遺伝子発現解析 (Stereo-seq)WET&DRY 1サンプル 196万円
2サンプル 340万円
(170万円/サンプル)
3サンプル 498万円
(166万円/サンプル)
4サンプル以上 580万円
(145万円/サンプル)
  • ※諸経費込みの総額費用

ご利用の流れ

ご利用の流れ(WET&DRY)

  • 研究目的、サンプル情報をヒアリングし、お見積りを作成します。
  • ご発注後、サンプルを準備いただき、シーケンスを行います。
  • 中間報告会にて、途中結果の報告および解析方針の確認、内容についてのディスカッションを行います。
  • 最終報告会にて、結果の報告および内容について、ご報告します。
シングルセル遺伝子発現Flex|WET&DRY解析【新年度受託解析キャンペーン】

シングルセル遺伝子発現Flex WET&DRY解析【新年度受託解析キャンペーン】

論文作成には欠かせない
パスウェイ解析
擬似系譜解析

まで込みのスペシャルプライス

4サンプル260万円(税抜)

▼データ解析の専門家による報告会の様子をご覧ください▼

サービス内容

【WET】シングルセル遺伝子発現Flex
○ 10x Genomics社 Chromium Single Cell Gene Expression Flexによるライブラリ調製
○ Illumina社 NovaSeq6000による1.5億リード / サンプル のシーケンシング
○ Cell Rangerによる発現定量
【DRY】バイオインフォマティクス解析
○ 解析レポート、中間報告および最終報告(手法解説、結果解釈のディスカッション)
○ 発現定量解析(クオリティコントロール、正規化、データ統合、次元削減、クラスタリングおよびUMAP上の可視化、クラスタごとの特徴遺伝子の探索、着目遺伝子の発現量可視化(Feature plot, Violin plot))
○ サンプル間比較解析(各クラスタにおけるサンプル間発現比較解析、Gene Ontology解析、Reactomeパスウェイ解析)
○ 擬似系譜解析(Cell trajectoryの推定、Pseudotime の推定、着目遺伝子の発現パターン可視化)

データ解析内容

解析結果

サンプル要件 / 注意事項

サンプルタイプ:固定分散済み細胞
(Chromium Next GEM Single Cell Fixed RNA Sample Preparation Kit 指定)

  • 細胞数は106細胞以上であること。
  • 固定分散済みの細胞をご提出ください。
  • -80℃で保管していること。
  • 固定分散は10x Genomics指定の手順に準じ実施していること。
  • ※ 生物種はヒトおよびマウスになります。
  • ※ FFPEの場合はサンプル要件等異なりますので別途ご相談ください。
  • ※ 凍結組織または凍結細胞のご提出でFlexを実施の場合は、固定・細胞分散費用として、追加料金が発生します。またプローブを使用してRNAを検出するため、従来法より高感度ですが、配列情報の取得はできません。

価格表(税抜)

製品名 価格
①シングルセル遺伝子発現Flex WET&DRY 4サンプル 260万円
(65万円/サンプル)
8サンプル 500万円
(62.5万円/サンプル)
②納品費 クラウド納品 0.4万円/回
HDD納品 4万円/台
  • 上記の解析に必要な費用は下記の合計金額(税抜) になります。
  • 合計金額 = ①解析費用 (サンプル数×単価) + ②納品費

ご利用の流れ

ご利用の流れ(WET&DRY)

  • 研究目的、サンプル情報をヒアリングし、お見積りを作成します。
  • ご発注後、サンプルを準備いただき、シーケンスを行います。
  • 中間報告会にて、途中結果の報告および解析方針の確認、内容についてのディスカッションを行います。
  • 最終報告会にて、結果の報告および内容について、ご報告します。

シングルセルRNAseq解析とは

 シングルセルRNAseqとは、細胞の遺伝子発現プロファイルを一細胞レベルで取得して観測する画期的な技術です。これまでのRNAseq解析では、観測対象が細胞集団であり、細胞集団における各遺伝子の"平均的な"遺伝子発現を測定していました。一方、scRNAseqは細胞集団内の個々のトランスクリプトームを捉え、細胞特異的な変化を同定することが可能になります。Science誌において2018年のBreakthrough of the Yearとしても選出された技術であり、近年盛んに研究に用いられています。

実験のポイント

 シングルセルRNAseqでは、細胞の生存率が非常に重要です。
 死細胞が溶解すると周囲にRNAが遊離し、分析時のバックグラウンドノイズの一因となり、シングルセルデータの品質を著しく低下させるため、細胞の生存率を高める必要があります。一般的には生存率90%以上が推奨され、クリアな解析結果を得るためには、80%程度以上の生存率が必要です。
 またライブラリ調整に際しては、細胞数が106以上であること、細胞サイズが直径 30μm以下であること、細胞を分離させておくことなどの条件をクリアする必要があります。

解析のポイント

 特定の細胞種ごとの遺伝子発現プロファイルを確認します。まず、データのクオリティを確認した上で、細胞をクラスタリングし、各クラスターごとに遺伝子発現の状態を把握するための一連の解析を行います。

高次解析により得られる図表の例

バイオリンプロット、クラスタリング結果、Feature plot、UMAP

研究事例

1)がん組織の不均一性における薬物耐性の発生機序解明に関する研究

  •  薬物耐性獲得のメカニズムの解明は、がんの薬物治療において不可欠な要素です。耐性獲得の背景は、様々あるとされていますが、がん組織の不均一性がその原因の一つであると考えられています。Kashimaらは、がん組織の不均一性における薬物耐性の発生機序解明にscRNAseq解析を利用しました(Kashima et al., Cancer Res, 2021)。
  •  具体的には、オシメルチニブ耐性細胞の出現機構を解明するために、EGFR遺伝子に変異をもつヒト肺腺がん細胞株であるNCI-H1975細胞を用いて一細胞解析を行いました。H1975はオシメルチニブ感受性の細胞であることが知られていますが、この細胞を段階的にオシメルチニブに曝露し、各段階での細胞群をscRNAseq解析することで、①親株に少数のオシメルチニブ耐性細胞が存在すること、②オシメルチニブ曝露群にしか出現しない細胞群が存在すること、が明らかになりました。

2)発生/分化分野での毛包形成研究

  •  全世界で男性の50%、女性の25%が薄毛に悩んでいると言われており、自己由来の幹細胞から毛包を誘導する研究が注目されています。しかし、生体内での毛包のde novo形態形成については、毛包の不均一性や非同期的な発達のため、アプローチが難しく理解が進まない状態でした。このような観点から、毛包のde novo形態形成の基礎となる分子経路を明らかにすることは、毛包の発生に関する深い洞察をもたらし、in vitro条件下での毛包の発生を誘導する上で重要な意味を持つと考えられます。
  •  GeらはscRNAseq技術を用いて、様々な分化期におけるマウス背部皮膚から得られた細胞群に対して一細胞のトランスクリプトームを統合的に解析しました(Ge et al., Theranostics, 2020)。その結果、9つの主要な細胞集団の同定と、上皮/真皮細胞系の分化の軌跡を構築することに成功し、細胞の運命決定に関わる主要なレギュロンが順次活性化されていることを明らかにしました。
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シングルセルRNA-seq解析|WET&DRY解析【新年度受託解析キャンペーン】

RNA-seq  WET&DRY解析【新年度受託解析キャンペーン】

論文作成には欠かせない
パスウェイ解析
擬似系譜解析

まで込みのスペシャルプライス

103万円/サンプル(税抜)
※4サンプル以上の場合の価格、
詳細は価格表をご参照ください

▼データ解析の専門家による報告会の様子をご覧ください▼

サービス内容

【WET】シングルセルRNAシーケンス
○ 10x Genomics社 Chromiumによるライブラリ調製
○ Illumina社 NovaSeq6000による120Gbのシーケンシング
○ Cell Rangerによる発現定量
【DRY】バイオインフォマティクス解析
○ 解析レポート、中間報告および最終報告(手法解説、結果解釈のディスカッション)
○ 発現定量解析(クオリティコントロール、正規化、データ統合、次元削減、クラスタリングおよびUMAP上の可視化、クラスタごとの特徴遺伝子の探索、着目遺伝子の発現量可視化(Feature plot, Violin plot))
○ サンプル間比較解析(各クラスタにおけるサンプル間発現比較解析、Gene Ontology解析、Reactomeパスウェイ解析)
○ 擬似系譜解析(Cell trajectoryの推定、Pseudotime の推定、着目遺伝子の発現パターン可視化)

データ解析内容

解析結果

サンプル要件 / 注意事項

サンプルタイプ:細胞

  • 凍結状態であること。
  • 細胞数は106細胞以上であること。
  • 融解後の細胞の生存率が90%以上推奨。
  • 細胞は分散もしくは単離してください。
  • EDTA0.1mM以下、マグネシウム3mM以下、界面活性剤は含まないこと。
  • 細胞サイズが直径30μm以下であること。
  • 40μmのフィルターにかけてください。
  • 凍結の際にはセルバンカー等を用いてください。
  • ※ ヒトおよびマウス、ラット以外の生物種をご希望の場合は、お問合せください。
  • ※ シングルセル遺伝子発現解析では、機器を持ち込んでの出張ライブラリ調製サービスも承っております。また、提携ラボにサンプルを持ち込んで頂いてのご利用も可能です。詳細はお問合せください。

価格表(税抜)

製品名 単価
①scRNA-seq WET&DRY 1~3サンプル 110万円/サンプル
4サンプル以上 103万円/サンプル
②納品費 クラウド納品 0.4万円/回
HDD納品 4万円/台
③出張費 都度見積
  • 上記の解析に必要な費用は下記の合計金額(税抜) になります。
  • 合計金額 = ①解析費用 (サンプル数×単価) + ②納品費 + ③輸送費

ご利用の流れ

ご利用の流れ(WET&DRY)

  • 研究目的、サンプル情報をヒアリングし、お見積りを作成します。
  • ご発注後、サンプルを準備いただき、シーケンスを行います。
  • 中間報告会にて、途中結果の報告および解析方針の確認、内容についてのディスカッションを行います。
  • 最終報告会にて、結果の報告および内容について、ご報告します。

シングルセルRNAseq解析とは

 シングルセルRNAseqとは、細胞の遺伝子発現プロファイルを一細胞レベルで取得して観測する画期的な技術です。これまでのRNAseq解析では、観測対象が細胞集団であり、細胞集団における各遺伝子の"平均的な"遺伝子発現を測定していました。一方、scRNAseqは細胞集団内の個々のトランスクリプトームを捉え、細胞特異的な変化を同定することが可能になります。Science誌において2018年のBreakthrough of the Yearとしても選出された技術であり、近年盛んに研究に用いられています。

実験のポイント

 シングルセルRNAseqでは、細胞の生存率が非常に重要です。
 死細胞が溶解すると周囲にRNAが遊離し、分析時のバックグラウンドノイズの一因となり、シングルセルデータの品質を著しく低下させるため、細胞の生存率を高める必要があります。一般的には生存率90%以上が推奨され、クリアな解析結果を得るためには、80%程度以上の生存率が必要です。
 またライブラリ調整に際しては、細胞数が106以上であること、細胞サイズが直径 30μm以下であること、細胞を分離させておくことなどの条件をクリアする必要があります。

解析のポイント

 特定の細胞種ごとの遺伝子発現プロファイルを確認します。まず、データのクオリティを確認した上で、細胞をクラスタリングし、各クラスターごとに遺伝子発現の状態を把握するための一連の解析を行います。

高次解析により得られる図表の例

バイオリンプロット、クラスタリング結果、Feature plot、UMAP

研究事例

1)がん組織の不均一性における薬物耐性の発生機序解明に関する研究

  •  薬物耐性獲得のメカニズムの解明は、がんの薬物治療において不可欠な要素です。耐性獲得の背景は、様々あるとされていますが、がん組織の不均一性がその原因の一つであると考えられています。Kashimaらは、がん組織の不均一性における薬物耐性の発生機序解明にscRNAseq解析を利用しました(Kashima et al., Cancer Res, 2021)。
  •  具体的には、オシメルチニブ耐性細胞の出現機構を解明するために、EGFR遺伝子に変異をもつヒト肺腺がん細胞株であるNCI-H1975細胞を用いて一細胞解析を行いました。H1975はオシメルチニブ感受性の細胞であることが知られていますが、この細胞を段階的にオシメルチニブに曝露し、各段階での細胞群をscRNAseq解析することで、①親株に少数のオシメルチニブ耐性細胞が存在すること、②オシメルチニブ曝露群にしか出現しない細胞群が存在すること、が明らかになりました。

2)発生/分化分野での毛包形成研究

  •  全世界で男性の50%、女性の25%が薄毛に悩んでいると言われており、自己由来の幹細胞から毛包を誘導する研究が注目されています。しかし、生体内での毛包のde novo形態形成については、毛包の不均一性や非同期的な発達のため、アプローチが難しく理解が進まない状態でした。このような観点から、毛包のde novo形態形成の基礎となる分子経路を明らかにすることは、毛包の発生に関する深い洞察をもたらし、in vitro条件下での毛包の発生を誘導する上で重要な意味を持つと考えられます。
  •  GeらはscRNAseq技術を用いて、様々な分化期におけるマウス背部皮膚から得られた細胞群に対して一細胞のトランスクリプトームを統合的に解析しました(Ge et al., Theranostics, 2020)。その結果、9つの主要な細胞集団の同定と、上皮/真皮細胞系の分化の軌跡を構築することに成功し、細胞の運命決定に関わる主要なレギュロンが順次活性化されていることを明らかにしました。
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